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バンクシー
Banksy
バンクシー banksy
イギリスを拠点とする素性不明のアーティスト(路上芸術家)
1990 イギリス南西部の港町ブリストルで、グラフィティ・アーティストとして活動を始めたとされる。
2003 ロンドンのとある倉庫で個展「Turf War」を予告なしに開催。スプレーペイントを体に施した牛、豚、羊などの家畜を展示したことで物議を醸した。
1週間開催予定だったが、バンクシーに逮捕状が出されたことで、オープニングの3日後には閉鎖された。
2006 ロサンゼルスの倉庫で大規模な展覧会「Barely Legal」を開催。全身にスプレーペイントを施したインド象を展示。3日間で3万人以上が来場した。
2008 ロンドン、ウォータールー駅下の地下トンネルでストリート・アートの祭典「The Cans Festival」を開催。
多数のグラフィティ・アーティストが参加した。
2009 展覧会「Banksy vs Bristol Museum」をブリストル市立博物館・美術館で予告なしに開催。
100作品以上が展示された本展は過去最大規模で、12週間で30万人を動員した。
2010 初の監督映画『Exit Through the Gift Shop』がユタ州、サンダンス映画祭で上映。米アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞にノミネート。
2013 「Better Out Than In」と題した活動を1カ月間実行。ニューヨークで1日1点ストリート・アートを公開、その情報はバンクシー本人のSNSで告知された。
2015 イギリス南西部のウェストン=スーパー=メアに、テーマパーク「Dismaland」を期間限定で出現させた。5週間で15万人が来場。
フランス北部カレーの難民キャンプで、シリア難民の父をもつスティーブ・ジョブズ、《The Son of a Migrant from Syria》を描く。
2016 ロンドンのフランス大使館前に催涙ガスで涙を流している『レ・ミゼラブル』のコゼットとQRコードを描く。QRコードをスマートフォンで読み込むと、
フランス警察が催涙ガスやゴム弾で難民を急襲している様子が撮影されたYouTubeの動画にリンクされた。
2017 パレスチナのベツレヘムに「The Walled Off Hotel」をオープンさせる現在も営業中。
2018 シュレッダー事件。ロンドンのサザビーズで、《風船と少女》落札直後に自身が額に仕込んだシュレッダーにより作品の下部が細断された。
WCP版とは?
WCP(WEST COUNTRY PRINCE)が制作したリプロダクション作品。バンクシーのオリジナル作品をシルクスクリーン技法で制作している。
裏面にはWCPのロゴが刻印されており、ほぼすべての作品にシリアルナンバーが入っています。
バンクシーはその人気の高さゆえに偽物も出回っています。
高いお金を払って偽物を購入してしまうコレクターがいなくなるようにと、バンクシーは真贋を証明するPest Control機関を作りました。
WCPはPest Controlが承認しているわけではありませんが、長年にわたりバンクシーのリプロダクションを制作が許可され、数多くの作品をオリジナル作品よりも安く販売しているのが特徴です。